
エストリームコンサルティング代表
益子 智佳(ましこ ちか)
新潟大学理学部自然環境科学科卒業
横浜国立大学大学院環境情報学府環境マネジメント専攻中退
東京都庁産業労働局にて地域特産品認証、販促物作成、イベント企画・出展、補助金事務局、調査・分析業務等に8年間従事。その後総務局にて、人事・服務管理、福利厚生企画、女性活躍推進、職員採用、人材育成業務等に8年間携わる。
中小企業支援力を高めたいという思いから、2017年に中小企業診断士の資格を取得。
仕事と育児を両立しながら診断士活動を続けた後、中小企業支援に注力するためコロナ禍の2021年に独立。
現在は、女性創業支援、地域支援、人材育成支援、女性活躍推進、販売促進支援を中心に活動している。セミナー講師・司会対応は年間40本以上。起業後4年間で約2,000名にご参加いただいている。
新潟県佐渡市出身、1男2女の母。
資格・免許
経済産業大臣登録中小企業診断士
国家資格キャリアコンサルタント
日商簿記検定2級
ビジネス法務検定2級
公的機関活動・所属
2021年〜 | (独)中小企業基盤整備機構機構中小企業アドバイザー(地域創業支援) (独)中小企業基盤整備機構機構中小企業アドバイザー(人材支援) |
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2021年〜2022年 | (独)中小企業基盤整備機構機構中小企業アドバイザー(経営支援(SDGs)) |
2022年〜 | 十日町市未来を拓く起業・創業支援事業・頑張る企業競争力アップ事業事務局 (公財)にいがた産業創造機構(NICO) 登録専門家 |
2022年 | 神奈川ローカル・フード・プロジェクト事務局 |
2023年〜 | 東京都女性従業員のキャリアアップ応援事業コンサルタント |
2024年〜 | (独)中小企業基盤整備機構機構カウンセラー 東京都働く女性の総合相談窓口メンター |
起業の想い

地方出身者の仕事と育児の両立リアル
私の出身は新潟県にある佐渡島です。高校まで大自然に囲まれた佐渡島で過ごしました。
大学から新潟に出て、大学院から東京へ。東京都庁に就職し、東京で結婚・出産。働きながら3人の子どもを出産し育ててきました。
私は地方出身ですので、育児をサポートしてくれる両親は近くにいませんでした。ですので、全て夫と二人で育児を分担しながら働いてきました。
都庁時代に3人の子どもを出産しましたが、復職の度に職場が変わり、慣れない人間関係、慣れない仕事を覚えながら、保育園からの急な呼び出しに夫婦や周囲のサポートを借りながら、なんとか仕事と育児を両立してきました。
直面したキャリア形成の壁
そこで直面したのは、「女性が働きながら育児をすることはこんなにも大変なのか?」「女性が育児しながらキャリア形成を目指すには、こんなにも苦しい思いをしなくてはいけないのか?」というキャリア形成の壁でした。
子どもを妊娠すると同時にキャリア路線から外れていく。復職後に必死で仕事を頑張るものの、想定外の保育園呼び出しの連続で思うように仕事が進められない。しかし、私にはキャリアか育児か、どちらかを選択し、どちらかを諦めるなんてできませんでした。
中小企業支援の部署に配属された際、「もっといい仕事ができるようになりたい!」「自分のスキルを高めたい!」という思いから中小企業診断士の資格取得に挑戦しました。しかし、2人の子どもの妊娠・出産・復職の時期と重なり、7年という長期に渡る挑戦となりました。
つわりの時も、授乳中も、保育園お迎えの時も、なんとか隙間時間を使って勉強を続け、ようやく資格を取得しました。しかし、資格を取得した時には中小企業支援の部署から異動になってしまい…。今度は仕事が忙しすぎて育児の両立もままならなくなり…。中小企業診断士としての活動は全くできなくなり…。あまりの忙しさに体調を崩すことも多くなりました。
女性のキャリア形成はなんでこんなに大変なのか?子どもを持つこととキャリア形成が両立できない現状はおかしいのではないか?色々な疑問が湧き上がる中で、私は一つの決意をしました。


中小企業診断士として独立起業する
苦労して取得した中小企業診断士の資格を必ず活かしたい。育児中女性が育児とキャリア形成を両立できる社会をつくりたい。企業内でも企業外でも、自分らしいキャリアを目指す女性のサポートをしていきたい。そして…、地元新潟・佐渡を含め、地方の支援をしていきたい。
そんな強い思いが抑えきれなくなり、コロナ禍の2021年、16年間働いた東京都庁を退職し、中小企業診断士として独立し活動を始めました。
現在は、女性起業支援を中心に活動するとともに、キャリアコンサルタントの国家資格を取得し、企業における女性活躍推進や育児中女性のキャリア形成支援の活動を行っています。また、様々なプロジェクトに参画しながら、地方支援を行っています。